インドネシアに1000年以上伝わる自然療法ジャムゥ。 女性の美と健康を守るために
最初は王宮で王妃やお妃様のために。
王様や家族の健康のために。
そこから庶民に広がり 女性から女性の口伝承で受け継がれ、今もインドネシアで人々を健康と美を守るため、深く浸透しているジャムゥ。
そのほとんどが生の植物の
花、根、茎、葉、実、種、球根などから
その症状に合わせてつくられるドリンク。
想像するとおり味は植物そのものの味。苦いものもあれば甘酸っぱいものもある。
はじめてバリ島で体調を壊して、それを飲んだ時、体へじわーーっと沁みゆく感じ、脳の奥にガツンとくる感じが不思議な飲み物だというのが印象だった。不思議な自然のお薬。苦くて飲みにくいけど、翌朝体は軽くなった。
20代の半ばにバリ島に旅行に訪れたとき初めてバリニーズオイルマッサージを受けた。
なんとも言えない甘い香りと
筋肉を深層から揉み上げていく、心地よくも力強いリズミカルな技術に私は惹かれ、
美容師をしていた私は一気に方向転換、バリニーズを習得するために大手のサロン勤務をはじめた。
そこから自宅にサロンをつくりバリニーズを専門とするサロンをはじめた。18年前のことである。
サロンに来てくださるお客様をケアしていくうちに
確かにオイルマッサージでは凝りをほぐしたり血流を良くする癒しは感じていただけるものの、日本人の気質や性質、風土からくる不調を改善できるセラピーにこのバリニーズだけでは至らないのではないか、という気持ちが芽生えてきた。
そしてある時、癒しに加えて日本人に特化した改善という分野を学びたいと思い、
より日本人に心地よい指圧や生活に溶け込んでいる禅の心やおもてなしの所作をトリートメントにいれたジャパニーズオイルセラピーAtsu®︎を習得することになった。
これをベースにこれまでのトラディショナルバリニーズをアレンジすることができ、日本人のためのメンテナンスができるバリニーズというものが完成した。
そして同時期に以前より惹かれていたジャムゥをなんとか日本に導入できないか、そのやり方はないものか、 バリニーズのオイルトリートメントに加えてジャムゥがその改善に必要なのではないか、と強烈に思っていた。
バリ島にいくたびにジャムゥのレッスンに通い、自分なりに材料を買い、試行錯誤していた。ただそれもおんなじところで疑問が湧く。
環境も食事も考え方も生活習慣もまったく違うインドネシア人を健康にしてきたジャムゥがそのまま日本人にあうのだろうか?ジャムゥの哲学はそのままに日本人のためのものに工夫できないだろうか。
そんなとき、薬草辞典の著者であり、
特に日本の薬草に詳しい先生にであった。
夢中になって通い、和のハーブと薬草マスターのブランチスクールのインストラクターの資格をいただいた。
そこから
インドネシアのスパイスと、ジャムゥに使う薬草、和の薬草の中から丁寧に選ぶ作業を行った。
和の薬草の先生や、インドネシアの有識者の助言もいただきながら独自のジャムゥレシピを作り上げた。
それをbalilabオリジナルメゾット、
オリエンタルジャムゥセラピー®︎と名付けた。
厳選された60種のハーブ、スパイス、和の薬草を顧客様のその日の状況をカウンセリングして選んでゆく。
決まった組み合わせだけではなく
その日のその時のその人だけのミックスを
知識と経験とクライアントさまの話をしっかり
カウンセリングしながら選ぶというのが特徴である。
インドネシアのジャムゥゲンドンが決まった顧客の話を聴きジャムゥを調合し、その人のジャムゥを作るのと同じように
日本のいわばオリエンタルジャムゥのゲンドンセラピストが自分の目の前の顧客様のジャムゥを丁寧なカウンセリングを元にハーブを選び、あわせ作るのだ。
人は自分の不調があるところまでくるまで気付かない。またはすぐには言語化できない。
ジャムゥセラピストはハーブを選びながらお客様の話を聴く。お客様の本音だったりいろんな不調がみえたりする。
ジャムゥのハーブ選びはそんなコミュニケーションツールになる。
祈りとマッサージとジャムゥがあれば人は健康になる
オリエンタルジャムゥ®︎サロンではまずカウンセリングから必要なトリートメントを提案する。
ジャムゥを使ってのハーブテント(ハーブ蒸し)
ジャムゥハーブボール、石臼で挽いて作るジャムゥハーブ湿布、
オリエンタルジャムゥ®︎オイルセラピー そしてホームケアとしてのジャムゥバスソルトやジャムゥドリンクの販促となる。
balilabでは皆様にジャムゥ®︎セラピーをうけていただいているがオープン当時からこられている方は長い方で15年、12年と毎月通ってくださってる方がほとんどである。
お客様との信頼関係がしっかり結ばれていくのもこのジャムゥセラピーの特徴かな、とおもう。