バリ島のBWBに参加してきました。

balilabサロンコラム

こんにちは。

お久しぶりの投稿で読んでくださる方がおられたなら

本当に嬉しいです。

先日、私の長年の秘めた想いが叶いました🩷

秘めた想い、、

それは長年にわたって、バリニーズやインドネシアジャムを日本のものと合わせてオリエンタルジャムと名付けた時から始まっています。いつか私がこのジャムを日本にセラピーとして作り、日本の皆さんにもジャムを知っていただきたいと思って、活動していることを

インドネシアへ特にバリ島に

恩返しができたら嬉しいなと思っていたのです。

ぼんやりでもそう考え始めた頃

ジャムに関連する書籍

ジャムの物語の編集者から連絡をいただきました。(当時フレグランスジャーナル出版社の代表取締役だった上野氏との出会いです。)

そこからインドネシア人の植物博士であり、東京農大の準教授である。Riskinaさんを繋いでいただき、

さらにインドネシア ジャカルタに住む知子さんと4人でJAMURASA を

作ることになります。

昨年にはオリエンタルジャムに関連する植物の使い方の著書を出し、(これが私のはじめての出版となります)

そして夢だった、インドネシア大使館への訪問。

これらが次々と叶っていきました。ただここに至るまでには5年かかっているので、とんとん拍子にと言うわけではありません。(笑)

なかなかスピード感はあるわけではないので、着々とと言う言葉の方が合っているような気がします。ただ自分の感覚としてはラッキーが続いた、

そして全ては人のご縁から

繋がれていったとおもいます。

前提が長くなりましたが、

今回そのご縁からもう一つラッキーが来て、6月にバリ島で行われるバリ、ウェルネスビューティーエキスポ(BWB)への招待参加が今年に突然決まりました。

その中で日本のウェルネスや美ということで登壇することになりました。もちろんこれはオリエンタルジャムとしてす。

今回初めて金箔アートセラピーをしているAshinaさんとのコラボでした。アートと植物これをキーワードにオリエンタルJam ×ゴールドアートセラピーというものが誕生しました。私にとってもAshinaさんにとっても初めての試み。スピーカーはこの私たち2人とインドネシア人であるリスキナさんが3人でスピーチすることになりました。

私にとって英語で10分近く話すと言うのは人生52年はじめての経験でした。最初は怖気付き、日本語でやりたいと言ったんですが、海外に住む私の母親が500回練習してやればできるので、やる前からやらないと言うのではなく、やってから考えなさいと言う言葉に背中を押されました。65歳の母が(当時)やれたことを私もやらなきゃと思ったのです。当日までお風呂に入る時も朝も寝る前もぶつぶつぶつぶつ練習しました。出発の当日もニュージーランドにいる義理の妹に発音をチェックしてもらって望みました。緊張しましたが、後から聞くととても楽しそうに話していたと言われました。自分のしてきたことについて話すこと、自分が伝えたいことを話すこと、バリ島への感謝について話すこと、それらは私が長年

いつかオリエンタルジャムについてバリ島で話せる機会が欲しいと思っていたことなので、これが叶っているんだと途中で思いが溢れてきたことがそのように見えたのだと思います。

以下長いですが、スピーチの内容をここに残しておきます。

日本の自然療法とジャムゥの出会いから生まれた“オリエンタルジャムゥ”

島 かおり

今から25年前、私はバリ島を訪れました。
当時の私は、心も体も疲れ果てていて、何かを変えたいという想いだけを胸に抱えていました。そんなときに出会ったのが、バリニーズマッサージと「ジャムゥ」でした。優しい人の手によって、静かに癒されていく時間。その体験は、今でも私の原点となっています。

日本にも昔から「お手当て」と呼ばれる文化があります。
相手の痛みや不調に、ただ静かに手を当てる——それだけで心がほぐれ、安心感が生まれる、そんな優しい癒しのかたち。日本には薬草を使った暮らしの知恵も多くあり、草冠に“楽”と書いて「薬」となる文字に、その背景が表れています。

インドネシアの伝統療法「ジャムゥ」は、“ジャンピ”“ウソド”という言葉を語源にもち、「健康を祈る」「唱え、伝える」という意味を含んでいます。
単なる自然療法ではなく、祈りや共同体(コミュニティ)のつながり、語り継がれる知恵が重んじられているのです。

この「祈りの文化」は、日本の「痛いの痛いの飛んでいけ」と手を当てる行為や、誰かを想って薬草を煎じる姿とも重なります。
無意識のうちに人が人を思いやる、その温かな心が、国や文化を超えて響き合うのだと気づかされました。

くすり、病院、我慢——
それが日常となっている今の時代だからこそ、自然の力や、人の手の温もり、そして愛情というシンプルな癒しの力を思い出すことが必要なのではないでしょうか。

私は、インドネシアのジャムゥの哲学と、日本の薬草文化・手当て文化、そして「おもてなしの心」を重ね合わせたセラピーを形にし、「オリエンタルジャムゥ」と名づけました。
丁寧な施術、相手を思いやる気遣い、自然の恵みを生かす知恵——それらをひとつの形として、日本に、そして世界に届けていきたいと思っています。

この感動は

この日のことは

生涯忘れることはないとおもいます。

緊張したけど

チャレンジしてよかった。

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