長い夏休みをいただいて
親と弟家族の住むニュージーランドで
約2ヶ月過ごしておりました。
balilabサロンはそのあいだ、
セラピストさとみさんと
さちさんに任せておりました。
お二人のおかげで安心してました。
今回のニュージーランドは
実は 最愛の父との時間を過ごすためでした。
コロナの期間に 癌がみつかり
79歳で手術を受けました。
時代のおかげで3年 会えなくても画像や動画、またラインで話せましたが
それはしんどい期間でした。
家族がしんどい時に
会いに行けない。空港が閉まっているし
どうしようもなかった。
去年 空港があいたと同時に会いに行きました。
一回り小さくなってしまった父が
悲しかったな。
こんな
コロナで世界中がクローズダウン、
なんて想像もしてなかったとんでもない事態が起こり、
家族に親に、会いたくても会えない、行きたくても行けない、こんなしんどいことが起こることを
今回経験したわたしは
去年に引き続き、
遠くきついけど今回は
両親を
迎えに行こうとおもいました。
父と母と私の分3人分の航空券をとり
9月の最初に間違いなく一緒に日本に帰国する、と信じていました。
父はしんどそうにしていたものの
私を喜ばせるためか、
毎朝 かおり、今日はどこいこか?
と聞いてくれました。
今回は
母がお出かけでいないときも
2人で散歩に出かけたり
ドライブしたり
マーケットにいったりしました。
少し歩いてはしんどくなるのに
歩かないと足が弱るからな、と歩いてたね。
相当体が痛かったはずなのに
大丈夫や、と我慢強い父だったな。
私は子供の頃からおとうさんっこで
お父さんが大好きだった。
思春期のときもずっとお父さんが嫌いなときがなかった。
お父さんが怒るのもほぼみたことないし
いつも強く、優しい父だった。
帰国予定日の1週間前に急変し
あれよあれよ、というまに
どんどんどんどん悪くなり
たった2週間で
亡くなってしまいました。
そこにいたるまでは
背中が痛いのか
毎晩のように
かおり、ちょっとマッサージしてくれるか?ときいてくれたね。
元々マッサージの好きな父だから私がマッサージを仕事でしてることはすごく応援してくれてた。人に喜ばれるいい仕事やな、て何回も言ってくれた。
細い細い体を
癌に侵された細い体にオイルをのせてマッサージしたら
あーーー気持ちいいな。痛みが薄らぐから不思議やな。香の手は特別やな、て
ちゃんと褒めてくれた。嬉しかったよ。
お父さんに褒められるのはこんな
おばちゃんになってるのに
子供の時みたいにうれしいんだよ。
お父さんには
今回 大好きと何十回もいったね。
俺もお前が好きやで、と掠れる声で今回言ってくれたね。絶対その声忘れない。その言葉が私はちゃんと愛されてたことを宝物にしてこれから生きれるよ。
お父さんに泣いてばかりで弱くてごめんというと
かまへんよ、泣いてもいいよ、て言ってくれた。泣いてばかりでごめんやった。
しんどそうなお父さんにずっと笑顔見せれなかった。
手を握ったら握り返す力が強かった。
もっと
会いにこればよかった。
遠いから
仕事忙しいから
お金がないから
そんなこと言わなければよかった。
だけど最後
この2ヶ月
おもいっきり娘をできてよかったな。
仕事大丈夫か?と心配してくれたね
ありがとう。
もう仕事に戻って
私を待っていてくれたお客様にマッサージして喜んでもらえてるよ。
おとうさんは
ずーーーーーっと私の偉大で大好きなおとうさんです。
心の中にいてください。
たくさんご心配をおかけしました。
待ってたよ、と
たくさん優しい言葉をいただきお花をいただきました。
私の居場所は優しい愛があるなぁと
感謝でいっぱいです。
これからは
優しい気持ちと
大切な限りある命と人生を大切に
お客様の大事な時間を触っていこうとおもっています。
私の手が 誰かの痛みやしんどさの緩和になる
そこがいま
私の仕事に戻る大切な理由です。
サロンのペース、すこしゆっくりめになります。
週4. 1日おひとり様からお二人様までとなりますので
なるべく早めのお日にちの確保をお願いすることをおゆるしください。
大切なみなさまとまたお会いできますように。